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zoom RSS 奇跡の大型エゾイワナ 空知川水系のカワマス発見できず

<<   作成日時 : 2010/07/16 10:17   >>

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2010-4-23(金) 曇り 後雨〜小雪 のち曇り 気温10℃

これまで道東のカワマスを何度も紹介してきた。http://www.blogmura.com/profile/00697263.html しかし、空知川水系に生息するというカワマスは見たことがなく気になっていた。現地の情報も乏しく、北見からはけっこう遠い水系である。空知川水系のカワマスや生息環境を一度は見ておきたいと考えてきたが、のどに刺さった小さなトゲみたいな実におっくうな懸案であった。

朝8時30分。意を決して、F氏と二人で富良野市麓郷付近の布礼別川、布部川に生息するというカワマスを調査に向かった。

置戸から芽登、上士幌から狩勝峠を越えて 落合から幾寅、三の山峠を越え西達布から西瓜峠を越えて麓郷にはいった。西瓜峠は除雪されておらず、わだちの雪道であったがフォレスターで強引に突破した。

北見から麓郷まで3時間ほどで着いてしまった。

麓郷(ろくごう)は かっての人気テレビドラマ 北の国から の舞台になった超田舎だが、いまや完全な観光地となっていた。 

麓郷に入ってからはまったく地理不案内状態だ。複雑な農道などで地図を見ながらも、方向感覚に苦労した。まず布部(ぬのべ)川上流をさぐったが、自然度きわめて低く、とても渓流魚がいるような川とはおもわれない。

三面張りのダム下などこまめに釣ったり、ついには岸辺を網ですくったりしたが、数cmのカジカ稚魚一匹のみ。

完全な畑作地帯を流れる川は源流域にいたるまで用水路みたいなところが多く、布部川橋のあたりは広範に護岸がなされ、いまもなお護岸工事が続いていた。 

そのあと布礼別(ふれべつ)川水系上流〜源流をこまめにさぐったが、畑の用水路みたいなところが多く、私たちの常識からすれば、どうみてもアメマスやカワマスなどのトラウトが棲むような川ではなかった。

麓郷界隈は福寿草がとても多い。福寿草の里といってもよさそうだ。

最後に布礼別川沿いの林道を下ってゆくと山間部にいたり、やや渓相は良くなった。しかし、だらだらした浅い流れで雪解けのせいか笹濁り状態で川水は上流の畑作地帯から来るために汚く、とても清流とは言い難い。

それでも所々ここぞという場所を釣ってみたがまったく魚信なし。

布礼別川支流が合流するあたりで、定年退職後に東京から富良野に里帰りした鹿撃ちハンター氏と話をすることが出来た。

猟銃ベレッタを愛用しているとのこと。

一般の鹿撃ち猟期は終わっているのだが富良野市では追加猟期を設けたらしい。全道で年間40万頭を駆除しなければ追いつかないとのこと。

彼の話では麓郷付近は良い釣り場はないらしい。

それでも布礼別川では毎年、夏に富良野市がヤマベや虹鱒など数千匹を放流しており、主に子供や地元の人が釣るらしい。放流がなければほとんど魚はいない川だとのこと。大方は、たちまち釣りきられてしまうらしい。

カワマスの話しはなかった。

彼自身は渓流釣りが好きで落合方面のもっと良い釣り場にゆくらしい。このあたりの渓流釣り事情をいろいろ教えてもらった。

なにかカワマスの情報があれば電話してくれるよう頼んだが、このあたりでカワマスが話題になることはないという。 

少し下ったところに護岸の下が立派なたまりになっているところがあった。

ここで最初に虹鱒30cmと 続いてアメマス(エゾイワナ)42cm をF氏が釣り撮影した。

なんとかこれでゼロ敗を免れたが今回は予想に反して空知川水系のカワマスはまったく見かけず残念であった。

そのあと小雨が降ってきて天候が悪化し武装解除した。

帰路の日勝峠は霧で走りにくかった。峠をこえるとやや天候回復。

帰りに芽登温泉分岐の近くで国道から路外に転落している車があったが乗っている人はいなかった。 

峠をこえると勝山からは天候は落ち着き曇っているが穏やかである。 

7時半ころ自宅到着。 布礼別川上流で掘ってきた福寿草2株を庭に移植した。 



新聞報道外来魚ブルックトラウト、アメマスとの交雑確認−空知川支流 [北海道新聞2003年06月28日(土)] や日本生態学会第51回日本生態学会大会 釧路大会要旨 2004-7-30 移入カワマスと在来アメマスとの交雑現象 での報告をみれば、畑作地帯を流れる布部川、布礼別川にはアメマスがそれなりにいて、そこに繁殖するカワマスとの交雑が大問題といった感じの論調であった。

それから6-7年経過した今回の私たちの調査ではそのような生き物に満ちた生態系は発見できなかった。

正直なところ、今回源流域にいたるまで用水路と化したこれらの川には無縁の話、絵空事の話のように感じられた。もしくは過ぎ去った過去の記録に過ぎないのだろうか。

それともそのような奇跡的な水系が私たちの調査したところ以外に実際に残っているのだろうか。

今回、布部川の富良野岳山麓の最源流域(ここはオショロコマの生息域か)までは雪のため調査出来ていないが上記文献では畑作地帯の川が舞台ということになっている。


年間、数千匹のニジマス・ヤマベ放流がおこなわれる川では本来の生態系はそれだけで十分に破壊されているとおもう。



布礼別川や布部川の上流〜源流域は畑作地帯の中を流れ、用水路、排水路のような箇所も多かった。水も汚く、川底にはヘドロ状沈殿が目立ち、とても native のトラウトが豊富に生息する川には見えない。

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川に立ちこんで釣っているF氏の近くに下半身を赤く婚姻色に染めた大型イトウがゆらゆらと泳いでいる。絶滅が危惧されている空知川水系のイトウか と思ったが、よく見ると赤いタマネギを入れるビニール網が川底にひっかかってゆらゆらしていたのであった。 どっきりした。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
始めまして、にゃぐまと申します。
自分は、北海道にて野生動物の調査を行っているものです。
たまたまこのブログにたどり着き、同河川においての魚類調査を行った経緯がありますので、僭越では、ありますがコメントさせて頂く事に致しました。
この調査の内容に就いては、富良野の役所が行ったもので、その当時在籍していました私の会社の方に下請け受注があり、オフレコと言うことで実態調査を行ったものなので、コメント公開無しと言う事で、情報だけ提供いたしたいと思います。
調査を行ったのは、手元に正確な資料が無い為正確な次期を覚えておりませんが12〜3年前の事でした。
調査の方式は、エレクトリックショッカーによる採補方式で、麓郷付近の調査地点に於いて、行ったものです。
結果としては、カワマスの確認は、2匹確認する事が出来ました。

私もその後何度かこの河川に個人的な調査を行いましたがカワマスの姿を確認する事が出来ずにいます。
この河川に於いてのカワマス種が絶滅してしまったかどうかは、確実では、有りませんが壊滅に近付いている事は、間違いないと思われます。
また機会が有った際には、調査を行って見たいと考えております。
良い結果が出ましたらまたご報告させていただきたいと思います。
私も手前のブログ、ラボな温室日記にて野外調査の結果等を公開いたしておりますので機会が御座いましたら、覗いて見てください。
貴重な北海道の固有種を守る努力、外来生物との競合、行政や専門家の対応等、問題点は、付きませんがどうか同じ北海道の自然に尽いて考えるものとして思いを共有して行きたいと思いますのでこれからも頑張って下さい。
突然の乱筆乱文失礼致しましたがご報告までと致します。
にゃぐま
2011/03/18 15:50
私はその地区で育った者です。子供の頃には近くに釣り堀があり、そこにいたカワマスが確かにいました。
一方、河川環境は当時から、このブログで紹介された状況と大差ありませんでした。カワマスについてはすでに10年以上も前に殆んど姿を見られないといった感じです。十数年前に大学の研究班がフレベツを訪れて調査をしました。しかしそれ以後、調査したという話を誰も聞いていません。新聞の報道は当時の状況を伝えた古いデータと思われます。
害魚を作り、補助金をせしめたい黒い意思を持つ団体がいるのです。
カワマス
2012/10/14 16:20
今日の午後布部川上流域でカワマスとおもわれる20p位の魚を釣りました最初はオショロコマだと思いましたが青みがかった魚体に側線より下部に点在する鮮やかな赤点と虫食い様の頭、背部の白い紋が見られました。魚は同行者にあげてしまったため写真は在りませんネットで調べたら北海道、N川水系に生息するカワマスの画像に酷似していました。
くま
2015/06/03 21:52
昨日(2017/8/11)午後3時ころ、空知川水系布部川下流域にてカワマスあるいはアメマスとの交雑種ではないかと思われる魚を釣りました。写真あります。その時の記録はfacebookにupしております。
けんちゃん
2017/08/12 08:47

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